深志の自治 シンポジウム
「深志の自治」から考える伝統校の未来
■概要「深志の自治」プロジェクトの成果を共有し、母校の来し方行く末を歴史のなかで考える。
日時:2026年9月27日(日)13:30開会 / 16:30閉会 (入場無料)
会場:深志教育会館(ホール)
構成
開会、趣旨説明、登壇者紹介
基調報告 30分
討論者からコメント
全体討論
総括、閉会
司会:西村拓生(深志33回、立命館大学教授)
基調報告:井上義和(深志43回、帝京大学教授)
討論者:加藤善子(兵庫県私立女子中高一貫校卒、信州大学教授)
津田壮章(京都府立鴨沂高校出身、日本学術振興会特別研究員)
大野葉月(深志75回、北海道大学理学部4年)
矢野晶(深志75回、慶應義塾大学環境情報学部4年)


登壇者 自己紹介

基調報告 井上 義和(いのうえ よしかず)
深志43回。帝京大学共通教育センター教授。専門は教育の歴史社会学。『深志の自治―地方公立伝統校の危機と挑戦』(2023)の筆頭編者。高校時代は部活動(陸上部・短距離)ばかりで、生徒会にも「自治」にも熱心ではありませんでした。深志で経験したことの意味を考え始めたのは、卒業後だいぶ経ってからのことです。

司会 西村 拓生(にしむら たくお)
深志33回。立命館大学文学部教授。専門は教育哲学。高校時代は音楽部室内楽班のコンサートマスターと生徒会議長団の二足のわらじでした。『深志の自治』では、自治を支える教師の一つの典型として、恩師山本伍郎先生の姿を描きました。教育研究者として、深志のような高校の存在が、現在とこれからの日本の中等教育全体にとってどのような意味をもつのかを、ずっと考えています。

討論者1 加藤 善子(かとう よしこ)
神戸女学院中高部卒。信州大学教育基盤構築センター教授。専門は高等教育論。『深志の自治』の共編者。
深志の「伝統」は、都会の女子校でのびのびと6年間を過ごした教育学者から見ると、まったくの謎でした。深志の伝統を分析していく過程は、自分の受けた教育の意味を考える経験でもあったのです。

討論者2 津田 壮章(つだ たけあき)
京都府立鴨沂高等学校出身。日本学術振興会特別研究員PD(神戸市外国語大学)。専門は歴史社会学。『深志の自治』の書評を執筆しました。松本深志高等学校とは異なる形式・性質の自治や自由を重んじていた京都の公立伝統校、鴨沂高等学校出身。「鴨沂の自由」と呼ばれた校風がいかに発展し、廃れていったのかという歴史的変遷を比較対象として提示することで、「深志の自治」を使い、維持・発展させていく手助けになれば幸いです。

討論者3 大野 葉月(おおの はづき)
深志75回生。北海道大学理学部化学科4年。専門は機能性分子結晶開発と現象理解。高校時代は地域交流委員会の6代目委員長を務め、鼎談深志の運営に携わりました。当時の活動として林先生、矢野さんらと共に避難所開設ワークショップの開催を行いました。高校時代は山岳部に所属しており今も週末はもっぱら山奥にいます。

討論者4 矢野 晶(やのあきら)
深志75回。現在は慶應義塾大学の4回生として、専門は社会学。高校時代は放送委員会制作班(放送部)として深志高校を伝える映像制作に取り組み、特に3年次には、深志高校避難所開設ワークショップを主催。それをきっかけに議会に防災倉庫の設置等を請願。後輩制作をご視聴ください。(https://youtu.be/nY4PDCghbTQ) 自分が育った深志高校の「自治」「自由」とはいったいなんだったのか。大学生になってから気づかされることもあり、今回は皆様と一緒に考えます。



